浅間山および浅間山周辺の山々で出会える花々をご紹介します。
イワウメ
岩場にはりついてぎっしりと付いた葉から薄黄色の花をのせて梅花と思わせる形に魅入られてしまいます。 2017年6月17日撮影
イワカガミ
辛抱強さの見本のような生き方をしています。火山の風衝地や岩場、また森林化が進んだ中でも刷毛のような形の花を付け、光沢のある葉が強い紫外線や弱い光にも対応しています。 2017年6月10日撮影

イワヒゲ
岩の割れ目や隙間に根を張る木である。数センチのウロコ状の葉の途中から思いもよらぬ漏斗状の花を吊るすさまはあまりに可愛らしい。2017年6月17日撮影

ウスユキソウ
草原や岩場に生え、緑の中の白さは目を引き夏山に涼を与えてくれています。 2020年8月8日撮影

ウメバチソウ
以前は平地のいたるところにも群生していましたが今ではほとんど無く、汗して山の上で出会うしかないところが人間に課された罪なのかも。 2020年8月8日撮影

ウツボグサ
登山道の傍らに踏まれてなお立ち上がる紫の花は山を上がるほど深く心に残ります。 2020年8月8日撮影

オノエラン
草地の斜面や岩場にひっそりと咲く白い花の清楚さに心惹かれます。 2017年7月8日撮影

カイジンドウ
希少種のようですが山の草原に沢山見かけるとうれしいです。個体変化も多く、桃色から紫色まで株毎に見事です。 2020年6月20日撮影

クガイソウ
葉が九段あるところから名付けられたと言うのでいつも数えてみるのですが…. 立つ花穂の紫色は見事で美しい。コヒウモンチョウが群れをなして吸密しているのもまた壮観です。 2020年8月8日撮影

ゴゼンタチバナ
ミズモ、ヤマボウシと同じミズキ科の一員です。花はよく似ていますが秋には赤い実となり初雪の頃点々と残る様子を見るのもまた楽しめる。 2017年7月8日撮影

サクラスミレ
桃紫色の大きな花は桜に似て散り終えた花が草原にあるかに思える。 2020年5月30日撮影

シシウド
若葉の頃はクマに食べられ伸びてはなおシカに食べられてしまい災難に会っている。またキアゲハの幼虫もよく付いているので味は?と思うのですが、人間にはとてもとてもいただけない。 2019年8月11日撮影

スズラン
山の草原では踏まないと歩けない。それでも群生を失わず春の白い花は誰しもが好みとしている。 2017年6月17日撮影

ジャコウソウ
乾燥したところや岩上に生え他の植物が侵入しない場所にあり、わずかな水分で生きている木です。そのわりに大きく沢山の花を付け見事な群生を作っています。昔は貴族たちは白い袋に入れて使っていたようです。 2020年8月8日撮影

ソバナ
川沿いの登山道に見かけ汗して登るに涼を誘う青い花が美しい。 2019年8月11日撮影

タカネナデシコ
平地のカワデナデシコよりずっと花は大きく、花弁の切込みも深く見事です。茎は細いのに風にも折れず、日本女性の代名詞になるのも当然でしょう。 2020年8月8日撮影

ツマトリソウ
林床に群生することが多く、可愛らしさがそのまま花になったようです。 2020年6月20日撮影

トリカブト
花が咲くと沢山生えているのに気がつきます。秋のこの花は心深く惹かれます。 2018年9月9日撮影

ニョホウチドリ
極めて稀にしかお目にかかれず、神はよくぞこしらえたものと感心するばかり。 2017年7月8日撮影

ハクサンイチゲ
山の上の草原はこの花で一面覆われていた。森林化が進んでしまった今では登山道脇でしかお目にかかれなくなってしまい残念である。 2017年6月10日撮影


ハクサンチドリ
かなり登って遠くの山々が見渡せる草原に点々と咲いているのは素晴らしく美しい。 2017年6月17日撮影

ハクサンフウロ
夏山の草原を彩る代表の花であると思っている。ゲンノショウコ、グンナイフウロ等あるがなんと言ってもこの花でしょう。 2018年9月9日撮影

ミヤマオトコヨモギ
砂礫地や岩場に生え地味ではありますが山上まで来ないと会えないところに日常を抜け出した感があります。 2020年8月8日撮影

ヤマハハコ
火山の砂礫地に群生しているのは大変見事です。 2017年10月8日撮影

ヤマブキショウマ
林道沿いや登山道脇でよく見かける、薄暗い林では花が目立ち大きく立派なものが多い。 2018年7月21日撮影

ユキワリソウ
岩場や草地または湿地帯にも生え群生は見事。小さく薄桃色は控えめでとても愛らしい。 2020年6月27日撮影
